相続登記をお引き受けした際、その流れで不動産の売却についてご相談をいただくことがよくあります。現在お受けしているご相談も、築70年近く経過した空家に関するものです。
古い空家であっても、立地条件が良ければ売却はそれほど難しくありません。しかし、実際にご相談いただくケースの多くは、「連棟長屋である」「接道していない」など、どうしても条件が悪く売却のハードルが高い物件が多くを占めます。
こうした物件は、大手の不動産会社では取り扱ってもらえなかったり、相談先を見つけるだけでも苦労することが少なくありません。不動産会社の立場を考えても、現地での査定や資料取り寄せにかかる手間やコストに対し、条件の厳しい物件では得られる手数料がわずかであるため、ビジネスとして取り組むのが難しいという事情もよく理解できます。
私の事務所では、お客様から物件調査や査定の希望があると、日頃からお世話になっている信頼できる不動産会社さんをまずはご紹介しています。山林や農地を除き、基本的にまずは親身になって相談に応じてくださるため、本当にありがたい存在です。
ただし、あくまでもご紹介にとどめ、実際にその不動産会社に依頼するかどうかは完全に相談者のご判断にお任せしています。「相談者自身が『この会社に頼みたい』と思った場合にお願いしていただく」というスタンスをとっており、それ以降のやり取りには基本的に関与していませんし、「どうなったのか?」も私の方からはお聞きしません。
一方で、「売却の交渉やそれに伴う手続きを、私の事務所に任せるので代理人として進めてほしい」というご依頼をいただくこともあります。こちらは司法書士としての法律事務としてお引き受けし、売主様の代理人として安心・安全かつスムーズに売却手続きを進められるよう活動しています。
「どの様な進め方をしたいのか?」相談者のご希望やご状況をお聞きしたり、様子を伺いながら、その都度で提案をしているのが現状と言うところです。

